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農産物(県産品)

すいか(Watermelon)

2014年11月7日(金)

太陽の日差しをキラキラと受けた暖かいビニルのなかで、すくすくと育つ元気な熊本産すいか。新鮮な甘さとサックリとしたシャリシャリ感がのどを潤します。まん丸いすいかはおいしいだけでなく、たくさんの薬効を持つ恵みの野菜でもあります。

 

【すいか】

【すいか】

県下では古くからすいかの栽培が行われており、享保20年(1735年)の「肥後之国熊本領産物帖」にすいかの名前を見つけることができます。以前は盛夏に出荷する露地栽培が主流でしたが、昭和30年~40年代に栽培技術の進歩や施設栽培の導入を機に、県内では早だしすいかの生産を開始。それから施設栽培が急速に普及し、鹿本地域や熊本、上益城、菊池、玉名地域を中心に栽培されています。現在の県下全体の生産量(平成16年 71,400トン)は全国シェアの15パーセントに当たり、作付面積・出荷量とともに全国一を誇っています。

 

栄養価 食品成分

(科学技術庁資源調査会編「五訂日本食品標準成分表」より引用 可食部100グラム当たり)  すいか 生

 ・エネルギー37kcal ・水 分89.6g ・蛋白質0.6g
 ・脂 質0.1g ・炭水化物9.5g ・灰 分0.2g
 ・カルシウム4mg ・リ ン8mg ・鉄0.2mg
 ・ナトリウム1mg ・カリウム120mg ・マグネシウム11mg
 ・亜 鉛0.1mg ・銅0.03mg ・カロテン830μg
 ・ビタミンB10.03mg ・ビタミンB20.02mg ・ナイアシン0.2mg
 ・ビタミンC10mg ・食物繊維0.3g  

注意:この成分値は、画面で紹介している農産物の分析値ではありません

 

生産の様子

 

交配

接ぎ木収穫

◆交配

「交配の時期には特に温度管理に注意します」と話すある生産者。人工受粉やミツバチを導入して交配を促し、雌花の付け根からすいかの実が大きく育ちます。熊本県では1株に1個だけ結実させるので、甘くて大きな高品質のすいかをつくることができます。栽培農家の人たちは温度管理や水管理を徹底するほか、戸外の明るさをハウス内により採りいれやすくするための工夫を行い、収穫まで大切にすいかを育てます。

◆接ぎ木

すいかの根は養分を吸収する力が弱いので、ユウガオなどの苗にすいかの苗を接ぎ木して強くて丈夫な株を育てます。あるベテラン生産者は「根の張った健全な苗を育てることがすいか栽培のなかで一番大切。昔から『苗の良し悪しがすいかの品質を半分決める』と言われるくらいだけんね」と話します。

台木(だいぎ)-植物が接ぎ木をするときの台にする方の部分。根がついている木の部分⇔穂木(ほぎ)
 

◆収穫

着果棒の日付により、大切に育てたすいかを適期に一つひとつ丁寧に収穫し、トラックに積み込んで集荷場に運びます。10アールあたり約700玉のすいかを収穫するというある生産者は、最盛期には1週間で約1,800玉を出荷する忙しさです。

着果棒―すいかの品質や規格を均一にするため、実が7センチほどに育った頃に赤・青・黄色・緑・白・黒の6色に分けられた棒(着果棒)を株の横に立てます。色ごとに着果時期が一目で分かり、水やりや収穫の時期が決められています。


 

選果場選果

◆選果場選果

集荷場に集められたすべてのすいかはコンベアー上を進みながら、次々に光センサーシステムを通過して糖度測定を受けます。「このシステムで瞬時に個々の糖度データを得ることができるので、味を保証することができます」と語るJA職員。さらに、これまではすいかを割ってみないと、なかに大きな空洞が空いているかどうか分かりませんでしたが、音波測定システムの導入により出荷前に内部の空洞の有無を検査することができるようになりました。このように外観、食味ともに厳しい検査が行われているため、生産者たちはフィードバックされた測定結果をもとに、さらに栽培技術を向上させ、高品質のすいかづくりに努めています。出荷時期は3月上旬~6月下旬。ピーク時の5月頃には全国の市場が熊本産すいかでいっぱいになります。


 

生産の工夫

こんな栽培方法もあります「立体すいか」

こんな栽培方法もあります「立体すいか」

立体栽培では、太陽の光をまんべんなく採りいれることができるので高糖度のすいかをつくることができます。そのうえ、腰を曲げたり、かがんだりすることがないので、作業の効率化を図ることができます。交配後、果径が7、8センチになったら、ひもか網を使って上方の横に張ったワイヤーですいか玉をつるす「玉つり」作業を行い、形の整ったすいかに育てます。

 

 

 

備考

◎すいかの歴史
原産地はアフリカのカラハリ砂漠。紀元前4千年に古代エジプト人が栽培したのが始まりと言われ、
砂漠地帯に住む人たちの水がわりとして利用されていたようです。中国経由で西の瓜、
つまり西瓜(すいか)が日本に渡ってきたのは江戸時代の寛永年間(1630年頃)で、
長崎から全国に広まったと言われます。
ただし、現在のように品質が良いものではなかったようです。
その後、明治時代に入ってさまざまな品種が生み出され、現在は緑の縞模様で真っ赤な果肉のすいかが
主流となっています。

 

 ◆食品の栄養や機能性
 

すいかの豆知識

【すいか】

◎見分け方・選び方
表面にツヤとハリがあるもの。指で弾くとコンコンと済んだ音がするすいかを選びましょう。縞模様に乱れがなく、濃い緑色をしたものが良いですね。カットすいかの場合、赤い果肉と皮に近い部分との境目がぼやけているものは、少し水っぽいことがあるようです。また、糖度や形を厳選したJAの共販シールがついたものであれば、味にバラツキがなく安心して購入できます。

 

◎食べ方
食べる少し前に冷蔵庫(約15℃)で冷やすと一層おいしく食べられます。おおよそ1玉で2時間半、1/4玉で1時間半を目安に冷やして下さい。野菜サラダとして、またフルーツジュースやデザートとして楽しむとビタミンCを有効に摂取することができます。皮を使ったすいかスープはいかがですか?

 

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