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農産物(県産品)

たまねぎ(Onion)

2014年11月10日(月)

 

 

たまねぎ

  本県のタマネギは、天草芦北地域を中心に栽培され、温暖な気候を利用し、早出しの産地として3月から全国に出荷されています。特徴として、みずみずしく甘みがあり、辛みも少ないため、そのまま生でサラダとしても食べられます。

また、3月上旬に出荷される葉付のタマネギは、丸ごと食べられるタマネギとして人気があり、出荷期間も短いことから幻のタマネギとなっています。

 

 

 

栄養価 食品成分

(科学技術庁資源調査会編「五訂日本食品標準成分表」より引用 可食部100グラム当たり)  たまねぎ りん茎 生

 ・エネルギー37kcal ・水 分89.7g ・蛋白質1.0g
 ・脂 質0.1g ・炭水化物8.8g ・灰 分0.4g
 ・カルシウム21mg ・リ ン33mg ・鉄0.2mg
 ・ナトリウム2mg ・カリウム150mg ・マグネシウム9mg
 ・亜 鉛0.2mg ・銅0.05mg ・カロテン微量
 ・ビタミンB10.03mg ・ビタミンB20.01mg ・ナイアシン0.1mg
 ・ビタミンC8mg ・食物繊維1.6g  

注意:この成分値は、画面で紹介している農産物の分析値ではありません

 

 

生産の様子

 

苗とり定植収穫

◆苗とり

は種(種まき)後45~50日、そろそろ定植の時期です。苗とり作業はできるだけ定植当日の朝から行い、苗床で育てている健全な苗を丁寧に掘り取っていきます。そして定植後の生育にムラをなくし管理をしやすくするため、苗を大きさごとに分別します。「苗とりの時に土が乾燥しているようであれば事前に水を与えて、根が切れんようにしてあげんとね」と話す生産者。は種前、7月~8月の暑い時期には病気や害虫の発生しにくい苗床をつくるため、太陽熱を利用して土壌を消毒しています。除草剤などを一切使わないため、人と環境にやさしい土壌消毒と言えますね。
 

◆定植

10月20日前後から定植をはじめます。マルチの上に型付け機で穴を開けて、朝から掘り取った苗を大きいものから順番に植えていきます。「生育が遅れるけん、腰折れには注意せないかんね」と語る生産者。葉の下部がポキッと折れないよう注意しながら作業を進め、すぐに水やりを行います。最近はたまねぎ移植機を使う農家も増え、作業の効率もグンとアップしました。この時期、伸びすぎた葉は生育をそろえるために葉先をカットしておきます。

◆収穫

早出しサラダたまねぎは3月~4月に収穫ピークを迎えます。茎葉7、8割ほどが自然に地面に倒れてくる頃が目安。ある農家の人は「全部の葉が倒れてしまうと実がかたくなって甘みも落ちてくるけん、その適期を見極めるこが大切」と話します。収穫したたまねぎを午前中いっぱい海風にさらして乾燥させます。それから土を落としてハサミで根を切りそろえ、首の部分を少しつけたまま、ほ場(畑)で500キロ用コンテナに入れて選果場へ運びます。「昔は包丁を使っとったけど、今はハサミでしょ。だけん子どもたちもよく手伝ってくれるよ」と若手の生産者は語ってくれました。


 

選果場風景

◆選果場風景

とれたてのたまねぎはJAの玉葱選果場に運ばれます。ここで約2日間、乾燥室に入れたあと、箱詰めまでのすべての作業をオートメーションシステムで行います。そして出荷準備が整ったたまねぎから順番にトラック便で関東や九州、遠くは仙台方面に向けて送り出します。出荷最盛期は4月頃で、毎日約40トン(4,000ケース)を出荷。早出しサラダたまねぎは貯蔵を行わず、3月~6月まで新鮮とれたての味だけを皆さんに届けます。


 

生産の工夫

 

マルチ栽培安心・安全でおいしいタマネギづくりのために

◆マルチ栽培

除草剤を一切使わないマルチ栽培を行っています。黒いマルチは雑草の繁殖を抑制し、同時に寒い時期に土を保温しながら肥料の流出を防ぎます。それでも雑草は定植の時に開けた小さな穴からたくましく発生してくるので、農家の人たちは根気強く手作業や草刈機で除草します。

◆安心・安全でおいしいタマネギづくりのために

自然環境に対して負荷を少なくするため、生分解性マルチを使った実証実験を行っています。これはデンプンなどでできたマルチ自体が土のなかの微生物によって分解され、次第に解けてなくなってしまうというもの。水俣・芦北地域では4年前から実験を開始し、普及に向けたさまざまな研究が続けられています。そのほか数種類の肥料を使って、たまねぎの辛み成分を分析しています。「どの肥料を使ったらもっと甘みを均一に保つことができるのか」-生産者たちは地域の専門家や有識者とスクラムを組みながら、安心・安全でおいしいたまねぎづくりへの取り組みに余念がありません。

 


 ◆食品の栄養や機能性

 

 

備考

◎JAあしきた玉葱部会員160人は、平成13年に熊本県の「エコファーマー」として認定されました。たまねぎでの「エコファーマー」の認定は、県全体(平成15年3月)で293戸となっています。都道府県知事が認定するエコファーマーとは、国の「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律(平成11年)」の制定を受けて、環境に配慮した農業振興を図るため、土作りや減農薬、減化学肥料の栽培に取り組む農家のこと。有機質肥料を使った土作りのほか、太陽熱消毒による土壌病害虫対策など、さまざまな角度から環境保全型の農業に積極的に取り組んでいます。

 

◎消費者とのふれあい
体験学習-「サラたまちゃん」の定植や収穫の体験を通し、農業への理解を少しでも深めてもらおうと以前から地元の小中学生、消費者を対象に実施していました。最近は、この体験学習が県内外の修学旅行の一行程に取り入れられるケースが増えてきたため、平成13年から本格的に修学旅行等の団体の受け入れも開始しました。

 

◎サラたまちゃん祭り
平成9年から始まった「水俣サラダたまねぎ祭り」(通称サラたまちゃん祭り)は毎年3月に開催され、今年で6回目を迎えました。当日は「サラたまちゃん」の詰め放題や早食い競争、料理コンクールなどさまざまなイベントが行われ、県内外から約2万人の人たちが会場となるエコパーク水俣を訪れます。



 

 

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