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農産物(県産品)

トマト(Tomato)

2014年11月10日(月)

キラキラ光る柔らかな日差しをいっぱいに浴びて育った完熟トマト。真っ赤に熟れた高品質の新鮮トマトを皆さんの食卓にお届けします。

 

トマト

 トマトは赤色系と桃色系の2種類に大別することができます。日本では主に赤色系は加工用で、皮が薄くて甘みが強い桃色系が好まれています。なかでも日持ちが良く、熟しても実がしまっていて、輸送の際に果肉がくずれない完熟トマトの「桃太郎」は市場で大人気。県下では八代や玉名地域を中心に一年中トマトの生産、出荷が行われています。生産量は約82,000トン、そのうち12月~6月にかけて出荷される冬春トマトの生産量が全体の約7割(63,900トン)を占めており、その時期の生産量としては日本一を誇っています。

 

栄養価 食品成分

(科学技術庁資源調査会編「五訂日本食品標準成分表」より引用 可食部100グラム当たり)  トマト 果実 生 

 ・エネルギー19kcal ・蛋白質0.7g ・炭水化物4.7g
 ・カルシウム7mg ・鉄0.2mg ・カリウム210mg
 ・マグネシウム9mg ・亜 鉛0.1mg ・銅0.04mg
 ・カロテン540μg ・ビタミンB10.05mg ・ビタミンB20.02mg
 ・ナイアシン0.7mg ・ビタミンC15mg ・食物繊維1.0g
 ・水 分94.0g ・脂 質0.1g ・灰 分0.5g
 ・リ ン26mg ・ナトリウム3mg  

注意:この成分値は、画面で紹介している農産物の分析値ではありません



 

生産の様子

 

黄色灯(防蛾灯)接ぎ木

◆黄色灯(防蛾灯)

平成13年から八代地域で本格的に導入され、現在は431戸(約276ヘクタール)のハウス内で使用されています。「害虫防除のための農薬散布量が従来よりかなり減った」と話す生産者。夜に行動する害虫(蛾)がハウスの中に侵入したり、ハウスに近づかないようにするため、9月~11月にかけて毎日、日没前30分から日の出後30分の夜間ずっと黄色い光をハウス内に灯しています。これにより害虫の食害果がかなり抑制されるようになりました。

◆接ぎ木

7月上旬にセルトレーに種を播き、発芽して本葉が約3枚になった頃に接ぎ木を行います。接ぎ木後は、温度や湿度管理を徹底しながら育苗室で3日間ほど苗を慣らし、大事に育てた小さな苗をいったん苗床でポットに1本ずつ入れて仮植(かしょく)します。それからハウス本ぽ(畑)へ定植するまでの20日間は毎日の水やりが欠かせません。ある生産者は近所の農家の人たちと協力しあいながら1回に約8,000本、2回で16,000本の接ぎ木を行います。この作業はすべて手作業で行われるので、熟練した高度な技術が必要です。

仮植(かしょく)-種まきで育てた苗を、別の場所に一時的に植えること。定植の前の段階。


 

収穫選果場選果

◆収穫

トマトの果実全体が赤く染まってきたらいよいよ収穫。農家の人たちは早朝からトマトに傷をつけないよう丁寧にちぎっていきます。ハウストマトの収穫時期は11月~5月。最盛期には1日300ケース分を収穫するという生産者は「1株から約32個のトマトが収穫できるよ」と話します。ハウス内で16,000本のトマトを栽培しているこの生産者の場合、ざっと計算しても51万個以上のトマトが期間中に収穫されます。

◆選果場選果

収穫したばかりのトマトがトマト選果場に運び込まれ、新鮮さを保ったまま予冷庫(5℃)で一時保管されます。翌朝、選果準備を整えたコンテナが選果ラインへ進みます。コンテナから取り出されたトマトは傷やヘタの部分のチェックを受けたあと、1個ずつ丁寧にフリートレー(皿)に乗せられていきます。そして選果コンベアーに乗って最新の「カメラ式形状選別機」を通過。1秒間に6個というものすごい早さでトマトの色・傷・形を計測し、瞬時に選別していきます。


生産の工夫

 

はちべえ土づくり

◆「はちべえ」

食に対する消費者の意識が急速に高まるなか、八代平野に広がるトマトの大産地では黄色蛍光灯(防蛾灯)や防虫テープ、防虫ネットなどを使って減農薬栽培した八代産トマトを「はちべえ」として平成13年から宣伝・販売しています。この「はちべえ」のネーミングとシンボルマークは一般から応募があった合計1,494通の中から選ばれたもので、八代平野の八(はち)と平(べえ)からきているそうです。

◆土づくり

「何といっても土づくりが基本。地力があれば農薬に頼らんでもおいしいトマトができるけんね」と語る生産者。モミ殻とバーク(木材の皮や切りくずなど)を発酵させて作った自家製堆肥を定期的にたっぷりとハウス内の畑に与えています。また、夏場には太陽熱を利用した土壌消毒を行い、土壌伝染性病原菌を死滅させる効果をあげています。このように県内全域で、農薬に頼らない栽培技術の向上に努めています。


 

自然交配(マルハナバチ)黄色灯(防蛾灯)

◆自然交配(マルハナバチ)

マルハナバチを導入して自然交配を促しています。とは言ってもトマトの花が咲き始める8月下旬~9月上旬はまだ気温が高い時期でマルハナバチが活動できません。そのためしばらくの間は人工交配(ホルモン処理)で着果管理を行い、気候が落ち着く10月上旬になってからハウス内にマルハナバチを投入します。「随分仕事が楽になったね」と語る生産者。農薬散布の回数もぐんと減り、実がつまった真っ赤な自信作が実ります。

◆黄色灯(防蛾灯)

平成13年から八代地域で本格的に導入され、現在は431戸(約276ヘクタール)のハウス内で使用されています。「害虫防除のための農薬散布量が従来よりかなり減った」と話す生産者。夜に行動する害虫(蛾)がハウスの中に侵入したり、ハウスに近づかないようにするため、9月~11月にかけて毎日、日没前30分から日の出後30分の夜間ずっと黄色い光をハウス内に灯しています。これにより害虫の食害果がかなり抑制されるようになりました。


食品の栄養や機能性

備考

◎原産地は南米ペルー。アンデスの山々に生息するペルービアヌムという緑色の小さな実がトマトの先祖です。メキシコに渡ってから現在のミニトマトに近い品種に改良され、16世紀に地中海沿岸を経て南欧に伝わりました。そこで食にうるさいイタリア人が改良し、トマト栽培を普及・発展させました。18世紀後半には北アメリカへと渡り、徹底した品種改良のもとで大量生産が始まりました。日本で初めてトマトが登場したのは江戸時代。しかし、トマトの赤色が血の色として嫌われたため、当時の日本人には食用として受け入れられなかったようです。結局、本格的に日本でトマトが栽培されるようになったのは昭和に入ってから。食生活に洋風スタイルが入ってきたころから消費が増え始めました。

 

◎海に近い八代平野の干拓地では、ちょっと変わったトマトが栽培されています。その名も「塩トマト」。塩分濃度が高い干拓地ならではとれるトマトで、通常のものより小さめサイズ。歯ごたえがあり、強い甘みと酸味があります。糖度は8度以上で、通常のトマト(5度)より高く、果物感覚で味わえます。生産量は農協共販で約250トン、八代地域で栽培されるトマトの10分の1を占めています。


トマトの豆知識

トマト

◎見分け方・選び方
昔は青いうちに収穫されていたトマトですが、最近は真っ赤に熟したあとに収穫・出荷されるものが多くなりました。そのためスーパーなどでトマトを購入する場合には、みずみずしさのほか「ヘタ」の部分に注目して下さい。甘みが強いトマトはヘタ近くまで赤くなっています。逆にヘタの部分が黄色み(茶褐色)がかっているものは、トマトが青いうちに収穫されたもの。それぞれの特性を生かした食べ方をしましょう。そのほか店頭ではできませんが、水のなかに入れて底に沈んだトマトはおいしい証拠。糖分が多く含まれているので重くなって沈むそうです。

 

◎保存方法
ポリ袋に入れて冷蔵庫に保管しておけば、冬場で約10日間は独特の風味が落ちません。

 

◎食べ方
冷えたトマトをがぶっと一口。旬の夏場におすすめです。また、一年中出回るトマトはどんな料理にも欠かせない食材の一つ。季節に応じてサラダやパスタのほかスープやオムレツ、シチューなどにお試しあれ。

 

◎トマトはなぜ赤い?
トマトが赤いのはリコピンという色素のため。昼夜の温度差が大きいほど、また光が強ければ強いほどリコピンが増して鮮やかな赤色になります。


 

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