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農産物(県産品)

キャベツ(Cabbage)

2014年11月10日(月)

くねくねと細長い山道を車で上っていくと、ようやく開けた場所が見えてきました。九州山地や阿蘇外輪山の雄大な眺めを背景に青空の下でキャベツ畑が一面に広がっています。上益城地域や阿蘇地域を中心とした県下の主要産地では収穫期を迎えたたくさんの夏秋キャベツが畑をにぎあわせています。

 

広い畑のなかでたくさんのキャベツがじっと収穫を待っています。

広い畑のなかでたくさんのキャベツがじっと収穫を待っています。

冷涼な気候を好むため、県内では夏場は標高500メートル以上の高原地域を中心に、また冬場は八代地域や熊本市、鹿本地域などの平坦地を中心に栽培されています。日本ではダイコンとともに最も消費量が多く、年間を通して生産されるキャベツは、春から夏、秋の時期に出荷ピークを迎えます。大自然の中ですくすくと育った熊本の代表的な高冷地野菜・キャベツをご紹介します。


 

 

栄養価 食品成分

(科学技術庁資源調査会編「五訂日本食品標準成分表」より引用 可食部100グラム当たり)  キャベツ 結球葉 生

 ・エネルギー23kcal ・蛋白質1.3g ・炭水化物5.2g
 ・カルシウム43mg ・鉄0.3mg ・カリウム200mg
 ・亜 鉛0.2mg ・カロテン50μg ・ビタミンB20.03mg
 ・ビタミンC41mg ・水 分92.7g ・脂 質0.2g
 ・灰 分0.5g ・リ ン27mg ・ナトリウム5mg
 ・マグネシウム14mg ・銅0.02mg ・ビタミンB10.04mg
 ・ナイアシン0.2mg ・食物繊維1.8g  

注意:この成分値は、画面で紹介している農産物の分析値ではありません


 

生産の様子

 

定植栽培管理収穫

◆定植

3月頃になると畑に肥料を与えたり、畝(うね)立てを始めます。ハウスの中でも暖かい中央部分と外気に近い端では温度に差が生じるので、定植1週間から10日前には真ん中にある苗と端にある苗の場所を入れ替えて苗の生長を均一に保ちます。これが「苗ずらし」という作業。苗が入ったセルトレーを移動する際には根が切れてしまうので、苗の伸びすぎを抑制することができ、丈夫なよい苗を育てることができます。そして本葉が4~5枚になったらいよいよ定植。大型の機械を使って一気に作業を進めていき、2ヶ月半ほどで収穫期を迎えます。

◆栽培管理

5月~8月にかけてキャベツの葉っぱが15枚になる頃を目安に中耕を行い、肥料を与えて生育を促します。中耕とは地表面の土をひっくり返すことで、除草をしながら土の中に酸素を補給することができます。また通路の土をキャベツの根元にかけていく「土寄せ」作業も同時に行います。

◆収穫

農家の人たちは夜明けとともに作業を開始し、キャベツ玉を傷つけないようにカマで一個一個丁寧に収穫していきます。収穫の目安は8分結球で、若いキャベツを収穫することが大切です。


 

生産の工夫

 

育苗出荷土づくり

◆育苗

キャベツ畑の近くにある育苗ハウスをのぞいてみました。自動精密播種機(種まき機)で専用トレーに種をまき、発芽した小さなキャベツの苗が順調に育っています。どの苗も生育が均一に進んでいますね。これはとても大切なことで、それぞれに生育段階が違うと水やりの量も違ってくるので農家の人たちは余分な労力と時間を費やすことになります。ここでは潅水(水やり)にむらがでないよう、自動潅水機を使ってトレー全体に均一に水を与えています。

◆出荷

上益城地域の年間生産量は6,500トンで県全体の2割を占めています。同地域のキャベツはJA上益城下名連石集荷場に集められ、すぐに鮮度保持のために真空予冷庫で5℃に急速冷却されます。出荷までは保冷庫で一時保管し、九州各県や山口方面に向けて保冷トラックで送り出します。

◆土づくり

高原特有の冷涼な気候のほか、豊かな自然環境という好条件も良質のキャベツづくりを支えています。広い高原地帯に見られるカヤなどの原野草が、有機肥料として生かされているからです。生産者一人ひとりがこれら原野草と家畜糞堆肥を専用小屋で3年ほどかけて堆肥化。熊本の「安心・安全」なおいしいキャベツは、これら農家の人たちの労働と英知で作り上げた完熟堆肥で毎年育てられています。


 

食品の栄養や機能性

 

キャベツの豆知識

広い畑のなかでたくさんのキャベツがじっと収穫を待っています。

◎見分け方・選び方
ポイントは根元の切り口が新しいこと。葉っぱはみずみずしく、濃い緑色をしているものが良いでしょう。キャベツの表面に割れ目が入っている場合は古くなったものですから、気をつけて下さい。

 

◎食べ方
生食をはじめ、煮たり、茹でたり、炒めたり―。バリエーション豊かな料理が楽しめます。煮物や炒め物には外葉を使用し、生で食べる場合は内側のきれいな葉っぱ(中葉)を使ってみては。残った小さな芯の部分は捨てずにお味噌汁の具に利用すれば、丸ごと無駄なく食べられます。

 

◎保存方法
ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保管して下さい。暑い時期ならばポリ袋の代わりに湿らせた新聞紙を利用するのも良いでしょう。




 

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