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農産物(県産品)

ミニトマト(Tomato cherry)

2014年11月17日(月)

ハウス内の柔らかな日差しのなかで、マルハナバチが元気よく飛び回っています。クリーンな環境のなかですくすくと育った、小さいけれど栄養満点のミニトマト。濃厚な風味とみずみずしい香りが口の中に広がります。

 

ミニトマト

熊本県では年間を通じてトマトを出荷しています。県下の生産量は約86,000トン、そのうち10月中旬~6月中旬にかけて出荷される「ミニトマト」が16,500トン(うち冬春ミニ14,100トン)を占めており、全国一の生産量・出荷量を誇ります。玉名地域や八代地域、宇城地域を中心に栽培され、「より安心で安全なおいしいミニトマトをつくりたい」という生産者たちの情熱と地道な努力、そして高度な栽培技術が全国の市場ニーズに即応した高品質のミニトマトを育てます。

 

栄養価 食品成分

 ・エネルギー29kcal ・水 分91.0g ・蛋白質1.1g
 ・脂 質0.1g ・炭水化物7.2g ・灰 分0.6g
 ・カルシウム12mg ・リ ン29mg ・鉄0.4mg
 ・ナトリウム4mg ・カリウム290mg ・マグネシウム13mg
 ・亜 鉛0.2mg ・銅0.06mg ・カロテン960μg
 ・ビタミンB10.07mg ・ビタミンB20.05mg ・ナイアシン0.8mg
 ・ビタミンC32mg ・食物繊維1.4g  

注意:この成分値は、画面で紹介している農産物の分析値ではありません

 

 

生産の様子

 

交配(マルハナバチ)誘引・整枝

◆交配(マルハナバチ)

9月下旬、黄色い小花が咲き始めたら受粉用のマルハナバチを投入し、6月中旬までハウス内に放飼します。手作業で行っていた時と比べて大幅に省力化が図られ、同時に「農薬の散布回数がぐんと減って、実がつまったコクのあるミニトマトができるようになった」と生産者たちは話します。
 

◆誘引・整枝

ミニトマトはたくさん実をつけるので地上部が重くなり、枝が折れやすくなります。そのため、定植後すぐに株ごとに支柱を立て、ある程度大きくなった主枝はヒモで結び、上からつるして全体を支えます。また枝をまっすぐに伸ばすため、生育段階に応じて枝を誘引線(支柱同士にピンと張ったヒモ)にクリップなどを使って丁寧にとめていきます。これを「誘引」作業といいます。期間中、ミニトマトの草丈は約8メートルも伸びるので、生産者たちは何度も誘引します。同時に伸びてくるわき芽を指先で取り除きながら、養分の充実を図ります。


 

収穫選果場選果

◆収穫

夏場は花が咲いて30日、冬場は55日前後で収穫期を迎え、真っ赤に熟れたミニトマトを早朝から一つひとつ丁寧にハサミで切り取り、共同集荷場に運びます。生産者たちは約8ヶ月という長い収穫期間に耐えうる強くて丈夫な株を育て、たっぷりと栄養を蓄えた株からたくさんのミニトマトを収穫します。

◆選果場選果

共同集荷場に集められたミニトマトは品質を保ったままいったん予冷庫で冷却されます。翌朝、コンテナに入ったミニトマトの計量が始まると、ダンパーでコンテナからゆっくりと取り出され、汚れやほこりを落として表面をきれいに磨き上げます。そして裂果したもの・果肉が柔らかいものを一つずつ丁寧に手作業で取り除き、形状選別機で規格ごとに分けて箱詰めします。玉名地域のある集荷センターでは3箱1組に梱包したミニトマトを低温トラックで京阪神に送り出し、4月~6月の最盛期は日量10,000ケースを出荷します。


生産の工夫

 

土づくり白黒マルチ施設栽培

◆土づくり

ある生産者はボカシ肥料を使った土づくりに取り組んでいます。そのため畝(うね)の表面には白いカビがはびこってみえますが、これは糸状菌という有用微生物。そのエサとなる有機物とその住み家となる堆肥が土のなかに存在しています。7月中旬になると、収穫を終えた生産者たちは冬場に使っていた内張り(カーテン)で畑の表面を覆い、そこに水を入れて強い日差しの下に20日間ほどさらす「太陽熱消毒」を行います。これは地温が上昇して土壌中の病原菌を死滅させることができるというもので、農薬に頼らない防除方法として注目されています。このように生産者たちは土づくりに努めながら、安心・安全なミニトマトをつくっています。

◆白黒マルチ

表面が白く、裏は黒色をしている白黒ダブルマルチ(ビニルマルチ)は季節に応じた効果を発揮します。例えば苗を定植したばかりの頃は太陽が照りつける暑い季節-外側の白色マルチは太陽光を反射し、内側の黒色マルチが光の通過を抑えます。逆に冬場には白色マルチからの反射光が株全体に光を補い、栄養満点の甘いトマト果を育てます。

◆施設栽培

県下では、「雨よけ栽培」や冬でも温度管理ができる「ハウス栽培」が普及しています。なかでもハウス栽培では夜温が下がると自動的に温風ヒーターが作動し、ハウス内を暖かく保ちます。さらに気温が冷え込むと、内張り(カーテン)を張って保温します。高温期にはハウスにビニルを被覆せず、かわりに黒い寒冷紗(日よけネット)や防風ネットを使って害虫の防除に努めます。これは同時に台風による災害を最小限に抑えるための重要な役割も果たしています。


 


 

備考

◎エコファーマー
JA玉名ミニトマト部会員148人は、平成13年に熊本県の「エコファーマー」として認定をうけました。ミニトマトでの「エコファーマー」の認定は、県全体(平成15年3月)で392戸となっています。エコファーマー認定者は、完熟堆肥投入による土づくり、有機質肥料の利用のほか、太陽熱消毒による土壌病害虫対策など環境に配慮した農業生産に心がけ、安心・安全なミニトマトづくりに努力しています。

 

ミニトマトの豆知識

ミニトマト

◎保存方法
ポリ袋に入れて冷蔵庫に保管しておけば、独特の風味が落ちません。

 

◎食べ方
サラダに定番のミニトマト。生食で自然の甘味とジューシーさをお楽しみ下さい。グラタンのトッピングとしてオーブンで焼いたり、卵と一緒にコンソメスープの具にしたり、オムレツの材料にしてみては。デザート感覚で食べるのもいいですね。

 

◎トマトはなぜ赤い?
トマトが赤いのはリコピンという色素のため。昼夜の温度差が大きいほど、また光が強ければ強いほどリコピンが増して鮮やかな赤色になります。


 

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