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農産物(県産品)

きゅうり(Cucumber)

2014年11月18日(火)

一年中出回る野菜の代表・キュウリ。全体が鮮やかな濃い緑色をしている熊本のキュウリは、パリっとした歯切れの良さと旬の香りが命です。

 

きゅうり

県下では早くから品種選定や促成栽培に取り組み、平成16年は、約12,700トンのキュウリが出荷されています。なかでも球磨地域は夏秋期のキュウリ栽培が盛んで、熊本県は西日本一の作付面積を誇ります。県下の生産者たちがたくさんの愛情を込めてつくる安心・安全なおいしい夏秋キュウリを紹介します。


 

 

栄養価 食品成分

(科学技術庁資源調査会編「五訂日本食品標準成分表」より引用 可食部100グラム当たり)  きゅうり 果実 生

 ・エネルギー14kcal ・水 分95.4g ・蛋白質1.0g
 ・脂 質0.1g ・炭水化物3.0g ・灰 分0.5g
 ・カルシウム26mg ・リ ン36mg ・鉄0.3mg
 ・ナトリウム1mg ・カリウム200mg ・マグネシウム15mg
 ・亜 鉛0.2mg ・銅0.11mg ・カロテン330μg
 ・ビタミンB10.03mg ・ビタミンB20.03mg ・ナイアシン0.2mg
 ・ビタミンC14mg ・食物繊維1.1g  

注意:この成分値は、画面で紹介している農産物の分析値ではありません

 

 

生産の様子

 

育苗収穫

◆育苗

根の張りがよく、病気に強い台木にキュウリを接ぎ木した苗を栽培します。6月~8月頃の定植まで、かん水や温度管理等に注意しながら育苗します。
30日程度の育苗後、涼しい時間帯や曇天日に定植を行います。

◆収穫

収穫のピークは8月中旬~10月上旬。ポイントはキュウリが若いときに収穫すること。長さ20センチ、重さ100グラムほどになったら毎朝、気温の低い時間に下段から順番に切り取っていきます。夏場の最盛期にはグングン生長するので、朝夕2回も収穫します。


 

整枝定植準備

◆整枝

キュウリの生長にあわせて整枝作業を行います。そのままの状態にしておくと、枝や葉っぱが茂りすぎて太陽の光が全体に届かなくなってしまうからです。病気が発生する場合もあり、せっかく育てたキュウリに悪影響を及ぼしかねません。農家の人たちは一番下の部分から順番に伸びてきたツルを支柱やネットにとめていき、余分な枝を取り除いていきます。こうすることで新しい元気な子ヅル、孫ヅルがどんどん生長し、高品質のキュウリをつくることができます。

◆定植準備

定植2週間前までには畑に有機質肥料を与え、畝(うね)立てや支柱立て、ネット張りなど定植の準備をします。また畑に白色またはシルバーカラーのマルチを張りますが、これは夏場の地温上昇を抑制したり、土壌の乾燥を防止するだけでなく、雑草予防や光が反射するため虫よけの効果もあります。


 

生産の工夫

 

接ぎ木出荷調整作業集荷場

◆接ぎ木

「10年程前までは自根栽培だった」と語る生産者も、現在はスイカやトマトと同じように接ぎ木栽培を導入しています。皆さんは主に台木には何が使われていると思いますか。実は接ぎ木専用の「カボチャ」が使用されています。カボチャの苗にキュウリの苗?何だか変な組み合わせと思うかもしれませんが、病気に強い丈夫なカボチャの苗が地下で支えているおかげで、地上部でおいしいキュウリが実るのです。ですから「食の安全性」を高めるためには接ぎ木栽培はとても大切な技術。農薬の使用を節減できるため、農家の人たちや環境にやさしい栽培方法とも言えますね。

台木(だいぎ)-植物を接ぎ木するときの台にする方の部分。つまり根がついている木の部分 ⇔ 穂木(ほぎ)-台木に接がれる部分。

◆出荷調整作業

早朝に収穫したキュウリをそのまま自宅へ持ち帰ります。「見てみなっせ。ヤマメが釣れるくらいきれいか水を使っとるけん、キュウリの色ツヤが良かでしょう」とちょっと誇らしげな生産者。傷や劣化したものを取り除いたあと、規格ごとに選別していきます。そして段ボール箱へ詰め込み、近くの集荷場へ運び込みます。

◆集荷場

収穫されたキュウリはまずJA集荷場に運ばれてきます。共同選果分はコンテナに詰められて選果場へ。個別選果分はその場で荷受処理を済ませ、検査後に県内外に出荷します。

共同選果(共選)-各組合員が収穫したキュウリを一括して選別・出荷するもの。
個別選果(個選)-個人の手作業で選果を行って出荷するもの。


 

備考

◎JAくまキュウリ部会員300人は、平成13年に、JA熊本うきキュウリ部会員48人は、平成13年、14年に、熊本県の「エコファーマー」として認定されました。都道府県知事が認定するエコファーマーとは、国の「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律(平成11年)」の制定を受けて、土作りや減農薬、減化学肥料といった環境に配慮した栽培に取り組む農家のことです。

 

◎白いぼと黒いぼ
キュウリは表面のいぼ(トゲ)で分けると、黒いぼと白いぼに分けられます。昔はどちらのキュウリも季節ごとに食べ分けていましたが、ハウス栽培が登場してからは収穫時期が重なるようになり、消費者の嗜好にあうものだけが生産されるようになりました。それが白いぼキュウリ。生でボリボリ食べる日本人にとって、皮が厚く肉質が白っぽくて柔らか-どちらかというと調理して食べるほうがおいしい黒いぼキュウリより、皮が薄くてパリッとした歯ざわりの白いぼキュウリが好まれています。



食品の栄養や機能性


 

豆知識

きゅうり

◎見分け方・選び方
キュウリの表面にあるいぼが新鮮さの目安。触れてチクチクするくらいに尖(とが)っていたら新鮮とれたてのキュウリ。古くなったものは次第にいぼがなくなり、水分が蒸発するので全体がしおれてきます。(ただし、時期によっては新鮮なキュウリでもいぼが少ない場合があります。)

 

◎保存方法
ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。ホウレンソウなどと同じようにヘタを上にして畑で育ったように立てて入れておけば鮮度が落ちにくいようです。できれば長期保存ではなく、2日~3日で使い切るようにしましょう。

 

◎食べ方
夏の味覚だったキュウリですが、近年は年中出回るようになりました。サラダや塩もみ、和え物、一夜漬けなどとしていつでも楽しめます。キュウリにもろみを付けて食べるもろきゅうは絶品。中華風春雨スープにもおすすめですよ。


 

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