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農産物(県産品)

いぐさ・畳表(Rush・Tatami mat)

2014年11月18日(火)

きめ細かく、美しい畳表が皆さんの部屋を心地よい自然な香りで包み込み、アメ色に変化しながら上品な暖かさを創り出します。さまざまな空間に伝統の美をおりなす畳表―。空に向かってまっすぐ伸びる熊本のいぐさが日本の畳文化を支えています。

 

いぐさ・畳

熊本県の文化財関連施設や公共施設等にキメ細やかな美しい県産高品質畳表「ひのさらさ」等が使われています。

 

熊本県のいぐさ栽培の歴史は長く、1505年に八代郡千丁町の城主が領内にいぐさを栽培させ、特別の保護のもとに奨励したのが始まりと言われています。生産量・作付面積ともに全国の約9割を占める一大産地に成長し、現在は八代地域を中心に宇城・球磨地域で生産されています。畳は昔から日本人の生活様式を支え、華道や茶道などの伝統文化の形成にも深く関わってきました。最近は環境問題に対する消費者の意識の高まりから、いぐさ・畳の持つ空気清浄等の機能が改めて見直されており、県で育成された優良品種「ひのみどり」の普及拡大と「ひのさらさ」等高品質な畳表のブランド化等に取り組んでいます。

 

生産の様子

 

苗掘り植え付け先刈り

◆苗掘り

畑苗床に植えてある苗を8月から、水田苗床で育苗します。育苗した苗を11月下旬に掘り出し、本田(ほんでん)に植え付けるため、株分けします。

◆植え付け

株分けした苗を寒さが厳しくなる11月下旬からいぐさ移植機や人手によって水田に植え付け、その後、水管理や除草をしながら生育を促します。

◆先刈り

5月上旬頃、根元まで日光が当たるようにいぐさの先端を刈り払って、新芽の発育を促します。収穫45日前頃に出る芽が長くて高品質のいぐさになるからです。その後、いぐさが倒れないように水田にアミを張ります。生産者たちは150センチほどまで伸びるいぐさの生長段階に応じて、何度もアミを引っ張りあげます。

 

 

収穫泥染め製織

◆収穫

6月下旬から7月中旬にかけ、生育の良い充実したいぐさを早朝や夕方の気温が高くならないうちに刈り取ります。以前は人間の背丈ほども伸びたいぐさを一株一株、丁寧にカマで刈り取る重労働でしたが、現在は収穫機を使って省力化が進められています。ちなみに植え付け時に8本程度だったいぐさの株がこの時期にはなんと約200本になっています。

◆泥染め

刈り取られたばかりの青々としたいぐさは、その日のうちにいぐさ独特の色・香り・光沢を出すため、天然の粘土だけを原料とした染土を使って泥染めを行います。その後、乾燥機で乾燥させます。

◆製織

乾燥されたいぐさを長さごとに選別し、傷や太さのチェックをして一枚一枚、丁寧に織機を使って畳表に織り上げていきます。最近は省力化と品質の向上を図るために、高性能の織機が生産農家へ導入されています。熊本県では生産から畳表に織り上げる加工まで各農家で行われています。


 

仕上げ出荷

◆仕上げ

製織された畳表に一枚一枚、織り傷がないかなどをチェックする仕上げを行います。品質管理や高品質な畳表を出荷するために欠くことのできない作業です。

◆出荷

検査規格に基づいた厳しい検査を受けた後、高品質畳表にはブランドラベルが付けられるほか、製品に対する責任表示を明確にするために国産表示シールや製品表示票をつけて全国に出荷されます。


食品の栄養や機能性

 

いぐさ・畳の豆知識

いぐさ・畳

◎色々ない製品
天然素材のいぐさでつくるマットや置き畳も皆さんのライフスタイルに加えてみませんか。洋風化したフローリングの空間にシックでモダンな落ち着きを与えてくれますよ。また県下の物産館などではいぐさを使った枕や座布団、ランチョンマット、コースターなどが販売されています。。

 

◎いぐさの見分け方
太さが均一で色も良く、変色や傷などが少ないものが良いいぐさ。一般的に長いいぐさを使ったものが美しい畳表です。

 

◎原草
一枚の畳表に何本のいぐさが使用されているかご存知ですか。答えは約4,000~7,000本。良質のいぐさは根元から先端まで充実し、茎に変色や病気、傷などがありません。また、1本1本の太さや色がそろっています。

 

◎勘違い!?
「ダニは畳が好き」ではなく、温度と湿度が適度なところにはどこにでも発生します。そのため部屋の換気を行ったり、エアコンのドライをかけるなどして、ダニの成育環境をつくらないよう心掛けましょう。また、ダニはホコリも大好きです。こまめなお掃除も忘れないで下さいね。 

 

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