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農産物(県産品)

トルコギキョウ(Prairie gentian)

2014年11月19日(水)

細くしなやかな茎から伸びた花姿は、まるでフリルのように優しく清楚なイメージを私たちに抱かせます。花色は主流の紫やピンクのほか、白、紫、複色などバリエーションも豊富。原産地は「トルコ」ではなく北米で、「キキョウ」とは全く別のリンドウ科の植物です。

 

トルコギキョウ

  一重、八重、バラ咲きなど、花形が豊富なトルコ

  ギキョウは、結婚式や卒業式などの門出の席に

  用いられるほか、アレンジや生け花、家庭での

  利用へと広がっています。

トルコギキョウは切り花として人気がある花で、毎年たくさんの新しい品種が誕生しています。熊本県の主要産地でも新品種への取り組みが行われ、きくや宿根カスミソウとともに花き生産の大黒柱として盛んに生産されています。平成16年の県下全体の出荷量、栽培面積はともに全国第2位。気温の高い夏場にはクーラーなどを利用して生育に適した状態で苗を育てたり、冷涼な気候を生かした高冷地で栽培するなど、生産拡大に向けて積極的に取り組み、現在はほぼ一年中美しい花を出荷できるようになりました。7月~9月は高冷地の阿蘇地域から、また10月下旬から初夏にかけては菊池・球磨地域を中心に出荷されており、花持ちのよさと色鮮やかさが市場から評価されています。

 

生産の様子

 

生育状況収穫選花場

◆生育状況

水やりや温度管理に注意を払うほか、暑い時期には通気性の良いシルバーや黒い遮光シートでハウス全体を覆って地温の上昇を抑えます。また、肥料を与えたり、花の生長にあわせて余分な蕾(つぼみ)を取り除くなど、定植準備から出荷調整まで、さまざまなキメ細かい管理を行っています。

◆収穫

日中を避けて採花し、すぐに鮮度保持のために前処理剤を使用して水あげします。その後、開花しない小さな蕾(つぼみ)や老化した花などを、不要な葉と一緒に取り除き、出荷規格ごとに選別します。仕上げに先端部をそろえて10本1束に束ね、出荷まで水そうに戻しておきます。

◆選花場

自宅から選花場に運ばれてきたトルコギキョウは、水そうのなかで一時保管され、検査に合格したあと箱詰めされます。(地域によっては自宅で箱詰めまで済ませてから、選花場に出荷する場合もあります。)その後、各選花場から航空便で関東方面に出荷したり、トラック便で九州各地の市場に送り出しています。


 

生産の工夫

育苗

高品質のトルコギキョウをつくるためには、苗づくりが大切です。高温による生育障害を避けるため、夏場にはクーラーを利用するなど、生育に適した状態で健全な苗を育てています。その後、生長した若い苗を専用トレーから抜き取り、十分に湿らせておいた畝(うね)に定植します。


 

 

備考

アメリカ、西インド諸島原産の花の名前に「キキョウ」とあるが、リンドウ科の植物です。
名前の由来は、花びらの付き方がトルコ人のターバンに似ていたからだとか言われています。


 

 

豆知識

トルコギキョウ

◎現在の園芸品種のもとになったのは北アメリカ原産種。日本に渡ってきたのは昭和初期と言われています。昭和40年代になって切り花として人気が高まりはじめました。 

 

◎トルコギキョウはリンドウ科エウストマ属に属しています。エウストマとはギリシャ語で「良い口」を意味します。

 

◎花言葉
「優美・希望」など。7月の誕生花です。

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