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農産物(県産品)

ゆず(Yuzu)

2014年11月20日(木)

秋の陽だまりのなか、黄色いゆずが山肌を彩っています。緑豊かな場所ですくすくと育ったゆずは、特有の芳香をただよわせながらたくさんの実をつけています。

 

ゆず(Yuzu)

  木枯らしが吹き始める11月。黄淡色に色づいた

 「黄玉」の収穫がピークを迎えています。冬至を

  前に、生産者たちはこれから忙しい年の瀬を

  迎えます。

上益城地域を中心とする県下のゆず産地は山あいの畑に広がっています。どこも日当たりが良く、風の影響を大きく受けることがありません。そのうえ傾斜地を利用しているため水はけも十分で、「ここはゆず栽培の適地」と生産者たちは胸を張ります。このような地理的好条件の下、「より良いゆずをつくりたい」という生産者たちの地道な努力が色づき・香りともに高品質の熊本産ゆずを育てています。

 

 

 

 

栄養価 食品成分

(科学技術庁資源調査会編「五訂日本食品標準成分表」より引用 可食部100グラム当たり)  ゆず 果皮 生

 ・エネルギー59kcal ・蛋白質1.2g ・炭水化物14.2g
 ・カルシウム41mg ・鉄0.3mg ・カリウム140mg
 ・亜 鉛0.1mg ・カロテン240μg ・ビタミンB20.10mg
 ・ビタミンC150mg ・水 分83.7g ・脂 質0.5g
 ・灰 分0.4g ・リ ン9mg ・ナトリウム5mg
 ・マグネシウム15mg ・銅0.02mg ・ビタミンB10.07mg
 ・ナイアシン0.5mg ・食物繊維6.9g  

注意:この成分値は、画面で紹介している農産物の分析値ではありません



 

生産の様子

剪定開花収穫

◆剪定

ゆずの立性(上に伸びていく性質)はとても強く、剪定を行わずにそのまま放っておけば、はしごを使ってもまとな収穫が望めないほど大きくなります。また、せっかく実っても養分がたくさんの枝になった実に分散されてしまい小さな実しか収穫できません。仮に収穫しても生い茂るトゲで実に傷がつき腐敗してしまいます。このように剪定を怠ると品質の良いゆずはつくれません。ですから数ある管理作業のなかでも特に剪定は大切な仕事。農家の人たちは皮の丈夫な手袋をはめて余分な枝を次々に切り落とし、誘引(枝を引っ張る)して枝を横へと広げていきます。手間はかかりますが、「樹高を低く仕立てて収穫効率のよい健全な樹を育てたい」と話す生産者。低木は同時に台風による被害を最小限にとどめることができます。

◆開花

5月中旬~下旬、星の形をした真っ白い小さなゆずの花が咲きます。この時期、果実の形を悪くするコガネムシが花の蜜を吸いにやって来るので、生産者たちは害虫防除に努めます。

◆収穫

鮮やかなグリーンカラーの「青玉」の収穫を8月~9月に行い、10月~11月の晩秋に黄色く色づいた「黄玉」を収穫します。樹の枝やトゲでゆずが傷つかないよう慎重にハサミで切り取ります。「自分たちの手や腕はケガしとるでしょう。だけどゆずは我が子同様。ケガさせんよう大事に切っていきよるよ」と話す生産者。収穫後は専用の貯蔵庫で保管しながら、3月末まで少しずつ出荷していきます。



 

生産の工夫

出荷
貯蔵
加工品

◆出荷

コンテナから出して傷が入ったものや腐敗したものを取り除きます。そして選果機にかけて大きさを選別、部会の検査員が傷のつき具合を検査したのち、手作業で等階級ごとに箱詰めします。最後に機械で自動梱包したらトラック便で関東などへ送り出し、地元の朝市にも出荷します。「青ゆず」の出荷は9月下旬から始まり、「黄ゆず」は10月~3月まで続きます。

◆貯蔵

収穫されたゆずを出荷まで専用の貯蔵庫で貯蔵します。最初に30℃の高温で予措(水分をぬくこと)を4日間行い、1日だけ常温に戻したあと、年内は5℃、年明けは3℃になるよう温度管理を行います。生産者たちは腐敗した実を取り除きながら出荷までここで保存し、良質のゆずを皆さんの手元にお届けします。

◆加工品

ゆずポン、ゆず胡椒をはじめ、ゆず唐辛子やゆず饅頭などはどれもおなじみのものばかり。上益城地域の加工場では、このような代表的なゆず加工品のほか、ゆずの砂糖漬けやゆずもろみ、ゆずジャム、ゆずマーマレードなどが販売されています。ほかにも県内各地にいろんな加工品があります。



 

備考

◎「もも・くり3年、柿8年」
種をまいて育成した場合、結果するまでに桃と栗は3年、柿ならば8年かかるとよく言われますが、ゆずの場合は「柚子の大馬鹿18年」とつづくように、なんと接ぎ木をしなければ18年もかかります。そのかわり、ゆずの樹は病気に強く長生きします。

 


栄養価 食品成分

 

 

ゆずの豆知識

ゆず(Yuzu)

◎見分け方・選び方
外観をみてきれいな形をしているものがいいでしょう。

 

◎食べ方
家庭で利用する場合は、皮を薄くむいて料理の仕上げに香りづけとして少々使います。上品な料理に仕上がること間違いなしです。果汁は絞って食酢として楽しめます。また関東ではハクサイと一緒に漬け込んで食するとか。

 

◎保存方法
2月頃までは常温で保存できます。昼夜の温度差が少ない冷暗所もおすすめです。

 

◎「毎日くだもの200グラム運動」
果物の特性・機能などの情報をもっと知りたい方はこちらのホームページを見て下さい。http://www.kudamono200.or.jp/


 

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