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農産物(県産品)

甘夏みかん(Amanatsu)

2014年11月21日(金)

暖かくて少し汗ばむ季節に、甘酸っぱいさわやかな風味を皆さんにお届けします。ビタミンCをたっぷり含んだヘルシーフルーツ「甘夏みかん」はジュースやゼリー、お菓子などバラエティー豊かな加工品としても好評です。

 

甘夏みかん(Amanatsu)

県下で甘夏の栽培が最初に始まったのは昭和24年。当時、芦北郡田浦町に住んでいた有志7人が育て始めたのが甘夏王国・熊本の誕生のルーツです。翌年の昭和25年からは日本で初めて出荷用の本格的な栽培がスタート。以来、この1本から接ぎ木を重ねて天草地域や宇城地域などに広がり、現在まで熊本県は全国第1位の生産量を誇っています。


生産の様子

 

剪定開花収穫

◆剪定

2月~3月に枝の剪定を行います。その時期はちょうど出荷調整の真っ最中なので、生産者たちは畑に行ったり自宅に戻ったりと忙しい毎日を送ります。「散髪してやった樹はまるでがい骨のごたるよ」と笑って話す生産者たち。毎年、甘夏の樹は枝が伸びて高くなるので、できるだけ樹の高さを低く仕上げながら、バッサバッサと枝を落としていきます。

◆開花

3月下旬から星の形をした白い花が咲き始め、5月の大型連休頃に満開を迎えます。カメムシやハナモグリなどの害虫が蜜を吸いにやってくると、あとで果実の外観に引っかき傷が残るので、きちんと防除に努めます。開花時期が過ぎて花が枯れ落ちると、小さな緑色の果実が誕生して生長が始まります。

◆収穫

2月収穫分の完熟用を除いたすべての甘夏みかんを1月中に収穫します。まずは果実から離れた枝の部分にハサミを入れて、それからヘタの部分できれいに切り落とします。これは収穫だけでなく梱包や輸送のときにお互いの出っ張ったヘタで果実が傷つかないようにするため。3~4メートルの高い樹では高枝バサミを使ったり、直接、樹に登って収穫しながら、肩から下げた収穫袋がずっしり一杯になると次々にコンテナに返していきます。1日に1人で約600キロ、コンテナ30杯分を収穫するというこの作業は大変な力仕事。段々畑を利用した園地では、重たいコンテナを畑の奥から原動機付きモノレールに乗せて移動させ、軽トラックの止めてある場所まで運びます。


 

生産の工夫

 

出荷調整・貯蔵出荷加工品

◆出荷調整・貯蔵

収穫して2週間ほどはそのままの状態で保管し、それから一個一個を丁寧にポリ袋に包んで自宅の貯蔵庫で貯蔵します。ポリ個装をするのは、水分の蒸発を防ぐとともに腐敗してもほかの果実に影響を与えないため。一部の甘夏は埼玉県にある貯蔵庫へ移し、関東方面の市場に近い場所で貯蔵・管理しながら高品質の甘夏を出荷します。

◆出荷

選果場に集まった甘夏みかんを水洗浄し、きれいに汚れを落とします。コンベア―上を進みながら送風機で表面を乾かし、次に赤色インクで産地マークを印字。形・大きさを瞬時に測定するカラーグレーダー(自動選別機)を通過して、10キロ箱に箱詰めされます。県下のある選果場では、3月下旬~5月に出荷最盛期を迎え、1日に約6,000ケースを関東方面などに向けて出荷しています。

◆加工品

県下の物産館などでは甘夏みかんを素材にした多くの加工品が販売されています。代表的なものはゼリーやジュース、缶詰など。なかでも甘夏ゼリーの人気は全国的にも高く、年間30万個が製造されています。そのほかお菓子やパウンドケーキをはじめ、羊かんやワイン、マーマレード、ポン酢、つゆなどが販売されており、どれも甘夏みかんの生産日本一を誇る熊本県ならではのオリジナル商品です。最近は食べ物だけでなく、甘夏のピールオイルを活用したハンドクリームや石けんも登場しました。

 

 

食品の栄養や機能性

 

 

甘夏みかんの豆知識

甘夏みかん(Amanatsu)

◎見分け方・選び方
ヘタが枯れていないもの。皮がなめらかなものが良いでしょう。(一般的にはあまり味のバラツキがないと言われています。)

 

◎保存方法
常温で風通しのよい場所に保存して下さい。

 

◎食べ方
独特の酸っぱさが人気の秘密。だけど「どうしても苦い-」という人にはシロップ漬けの甘夏缶詰などをおすすめします。また、皮をむいた甘夏に少しだけ砂糖をかけて冷やしておけば、酸味と甘味がバランスよく調和したおいしい果物に変身します。

 

◎「毎日くだもの200グラム運動」
果物の特性・機能などの情報をもっと知りたい方はこちらのホームページを見て下さい。http://www.kudamono200.or.jp/



 

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