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くまもと食・農ネットワークリレーコラム

くまもと食・農ネットワーク運営委員リレーコラム【第12回:田中委員】

2010年12月16日(木)

 

「食卓の風景」                                                  尚絅大学  田中眞知子
私の生家は農家で、米、麦、野菜、葉タバコなどを栽培していました。小さい頃から、田植えや稲刈り、脱穀の手伝いをしていました。現在も、家の周りの畑にはトマトやナスなどを植えています。ピーマンや胡瓜はすでには大きな実をつけ、家族で食べるには十分な量です。食糧自給率が取りざたされていますが、我が家における野菜の自給率はかなり高く、4月以降収穫した農作物は,人参、きぬさや、グリンピース、そらまめ、グリーンアスパラ、にら、青シソ、梅、玉ねぎ、じゃがいも、きゅうり、なす、ピーマン、水前寺菜(みふね菜)、ニンニクなど10種類以上になります。収穫数量は少ないのですが、食卓をにぎやかにしてくれています。とりたての野菜の新鮮な味わいは、豊かな気持ちにさせてくれます。離れて暮らす家族や親類に、時々送りますが、楽しみに待っていることがよくわかります。熊本に住んでいますと、食材の豊かさに慣れてしまいがちですが、故郷を離れてみて、熊本の食の豊富さが改めてわかるのだと思います。
新鮮な農作物の収穫は楽しみですが、日頃の地道な作業が必要なことは言うまでもありません。休日には畑に出かけますが、トラクターや機械での作業は家族が行っています。ジャガイモの収穫は春先の天候の影響のためか、昨年より少なく、小さなジャガイモが沢山ありました。畑に放置するのも気が引けて、すべて持って帰り、どのようにして食べるか悩んだ挙句、「せんだご汁」を作ることにしました。ジャガイモを水の中にすりおろし、滓とでんぷんにわけ、それらを団子にして、いりこのだし汁の中で火を通すのです。大学でも、かなり以前に調理実習で作っていたことがありました。機会があればまた、学生と一緒に作りたいと考えています。
食べることは生きることです。その人の食に対する思いや「食べ方」が「生き方」につながっていくような気がします。毎日の食卓を大切にし「いただきます」の言葉をかみしめながら、食べ物と向き合っていきたいと思います。

 

第12回

 



 

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