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くまもと食・農ネットワーク運営委員リレーコラム

くまもと食・農ネットワークリレーコラム【第107回:岩田 幸治委員】

2018年4月15日(日)

くまもと食・農ネットワーク会員や当サイトをご覧の皆様に、くまもと食・農ネットワーク運営委員の、日頃の地産地消に関する活動や考えをご紹介することで、皆様の更なる地産地消活動への一助にしていただくため、リレーコラムを掲載しています。
 第107回目は地方卸売市場熊本東部青果株式会社 常務取締役 岩田 幸治さんです。

 

 

<野菜相場の乱高下に翻弄されて>

                                         岩田 幸治

 

 昨年の夏から秋にかけての天候不順によって野菜の出荷が激減し、ついこの前まで市況も高騰しました。その裏腹に春先からの天候の回復によって今度は出荷が順調に始まり市況は見る間に下落し始め再生産価格にはるかに届かない状況に陥っています。

 

 この様な現象は昔からよくあったことではあるのですが、現在のそれは昔のものよりはるかに激しいものになっていると思います。その大きな原因の一つとして考えられるものとして業務用の割合が高まっていることも関係があると思います。はっきりとした統計上の数字では無いのですが、野菜消費全体の60%以上がこの業務用に回っているのではないかという状況です。

 

 業務用は基本的には契約栽培し、生産者は多少の天候不順でも対応できるように契約量よりも多めに作付けを行っておられるのですが、それでも天候不順が顕著になればその量は追いつかない。このような事態の中でも実需者や中間業者は絶対に欠品出来ないために卸売市場からいくら高値であっても必要量を仕入れる。その結果市況がさらに高騰する。それだけ業務需要が拡大しているということだと思います。先程も述べましたがその裏腹としての市況の大暴落が待っている。
このようなことが続けば生産者の農業離れ、また、消費者の野菜離れが待っていると思います。

 

 世の中は便利になっている。このことについて悪いことだとは思いません。しかし、このままで良いのだろうか?毎日疑問に思いながら仕事をしている現状です。

 

 大切な農業、そして食を守るために一番大切なこと・・・それは「自分たちの食は自分たちで守る」という意識ではないでしょうか。その道筋は決してたやすいものではない。しかしどうにかせねば・・・。

 

 だからこそ、私たちの今のこの活動が大事になって来る。と、思いつつ今回ペンを置きます。

 


 

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電話:096-333-2424(直通)
ファックス:096-383-0380
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