黒砂糖ものがたり(黒砂糖)◆材料( 人分または 食(個)分 )※分量は必ず明記 サトウキビ 300kg → 搾り汁 120ℓ 水酸化カルシウム 適量 ◆作り方 1 刈り取ったサトウキビ300kgを搾汁し、120ℓの汁ができる。 2 120ℓの搾汁を3つの釜に40ℓずつ分けて、約1時間30分程度炊き込む。水酸化カルシウムを適量加える。 3 徐々に水分が蒸発し液体がとろみを帯びてくる。 4 この段階で、3つの釜で炊き込んでいたものを2つの釜に移し、さらに1つの釜に移し、焦げ付かないよう常にヘラで混ぜながら煮詰めていく。 5 出来上がりの目安は、ヘラにまつわり付くとろみ加減で釜の火を止める。 6 出来上がったとろみ黒砂糖を小さな鍋に移し、直ちに型枠に流し込む。 7 冷えて固まったら黒砂糖の完成。 型枠で出来た製品は、約500gで40個程度できる。 ◆技術のポイント・工夫点 ・煮詰め段階で、丁寧にアク(不純物)を取り除くこと。 ・出来上がりのポイントが重要。火加減ととろみ具合のタイミングが数十秒異なると、黒砂糖の仕上がりが変わってしまう。
◆地域文化等との関わり 三角町はミカン植栽前(昭和36年以前)は、約1,000haのサトウキビ産地であった。江戸時代から作られてきたサトウキビの歴史と伝統を守り続け、黒砂糖の良さ、食文化を次代に継承するため、学校と連携し子どもたちへの体験学習に取り組んでいる。
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