ガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意において使われる言葉でミニマム・アクセスとは最低輸入量、カレント・アクセスとは基準期間(1986~88年)における輸入実績(現行輸入量)をいいます。
関税化対象品目については、基準期間の輸入実績を現行輸入量として維持することとなっています。
この場合、輸入量が国内消費量の3%未満のものについては、実施1年目に、ミニマム・アクセスとして最低限国内消費量の3%を輸入し、それを6年間(1995年~2000年)で5%まで拡大することとなっています。
関税化の特例措置の対象となったコメについては、ミニマム・アクセスとして初年度4%とし、6年間で8%まで拡大することとなっていましたが、2000年の次期交渉を待たずに、1999年4月から関税化に切り換え、現在7.2%となっています。