農業研究センター果樹研究所において平成12年に育成された中晩柑の新品種。「デコポン」の名称で親しまれている中晩柑品種「不知火」については、樹勢の低下により収量性が悪いことや、酸が高い果実ができやすいなどいくつかの問題点があり、これを解決する切り札として、育成されました。特徴としては、(1)これまでの「不知火」に比べ、収穫期における果実の酸が低い(2)葉が大きく樹勢が強い、などがあります。県内の「不知火」振興地域(宇土半島以南の地域)において樹勢の弱っている園の改植用品種として、平成16年度には164haで栽培されています。
担当課室名 : 農業研究センター
担当係(班) : 果樹研究所