栽培する野菜に適したようにツルや枝を切り除いて姿を整えることを「整枝」といいます。余分な芽を取り除くことを「芽摘み」といいます。これらの作業は野菜の種類、栽培の方法、畑の広さなどによって主枝を何本伸ばすのか、側枝は出すのか、芽は摘むのか、などで決まります。一般に、強い整枝は生育の初期に行い、生育の後半は株の勢いを落とさないように軽く行います。
「誘引」は、つるありインゲンやキュウリなどのツル性の野菜の主枝や側枝を、決めた方向にもっていったり、支柱に結びつけて日当たり、通風を良くしたり、手入れをしやすくするために行います。
剪定(せんてい)は、混み合っている枝や余分な枝を切り除く作業です。ナスでは主枝や側枝の元に出ている若い芽を伸ばすために枝を途中から切る「更新(切り返し)剪定」という方法がありますが、いわば枝を若返らせるための剪定です。